最近見かける新築住宅においては、太陽光発電を設置しているケースが多々見られます。一般住宅における太陽光発電のしくみについては、日中に発電した電気は全て電力会社に引き渡されています。そして、日中に住宅で使用された電気と相殺され、発電した電気との差が電力会社に売却されることとなります。そのため、日中にほとんど家に人がおらず電気を使用していない場合は、発電された電気がほぼ全て電力会社に売却されることとなります。
電力会社から買っている電気代より、電力会社に売却する電気代の方がかなり高いため、発電した電気は電力会社に売却したほうがお得ということになります。そのため、日中に人が家にいない家庭の場合は、夜間電力が安くなる契約を結んでおき、洗濯機や食洗器を夜間の安い電気で動かすと経済的ということになります。ここで、一つ気になるのが蓄電設備についてです。防災上の観点では、太陽光発電で発電した電気を蓄電設備に貯めておけば何かあった時も安心ではあります。
しかし、前述のとおり発電した電気の方が代金が高いうえ、蓄電設備の価格がまだ高額(普通乗用車が買える程度)であるため、経済的なメリットはかなり小さくなってしまいます。防災上のメリットを重視している方は、蓄電設備を設置した方が良いのはもちろんです。ちなみに、我が家も9.6kWの太陽光発電を設置していますが、蓄電設備は付けていません。オール電化住宅の我が家の全体の収支は、降雪地帯のため冬季は全く発電しませんが、プラマイゼロ、つまり電気代(光熱費)は全くかかっていない状況です。
ただ、設置費用を光熱費に換算すると(10年間の減価償却)、月3万円程度はかかっている状況です。太陽光発電を設置していると、天気の良い日は楽しい気分になりますし、子供の教育にも良いと思いますので、ぜひ設置を検討してみてはいかがでしょうか。
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