新築の家でしたら、今ではフロアコーティングされているケースがほとんどでしょう。フロアコーティングには種類がいろいろありますが、特別に依頼しない場合は、一般的なワックスが施されています。ワックスは最も安い費用で行え、主にツヤ出しを目的にしています。持続性は約3年と短く、保護力や耐久性が弱く、水などの液体に溶けてしまうため、定期的に塗り直さなければなりません。

ウレタンコーティングは8~10年持続し、摩擦に優れていますが、密着力が弱いため何かの衝撃で剥がれてしまうこともあります。ガラスコーティングの持続力は10年ぐらいで、コストはやや高めになっています。ワックスのツヤとは違ってマットな光沢で、硬度、耐水、耐溶剤などが高いです。欠点に、滑りやすいことと上塗りが出来ないことがあります。

シリコンコーティングは5年~10年もち、やや高価になっています。基本的な性能が高く、適度なツヤがありますが、耐久性は低いです。また、乾燥するまでに約1カ月間と長くかかるため、塗り直しに不向きです。UVコーティングは20年以上と最も長く持続しますが、値段も最も高くなります。

特徴は、ツヤがあって見た目が美しく、耐久性や摩擦や熱にも強く、滑りにくいです。乾燥も早いため、塗り直しも可能です。どのタイプのフロアコーティングを選ぶかは、それぞれの短所や長所を調べて、優先したい用途に合ったものにするのがいいでしょう。また、持続する期間が3年から20年以上と大幅に違いますので、何回も塗り直して使い続けるのか一度で長く使えるタイプにするかで、費用だけでなく手間のことも合わせて考えたいものです。

どのコーティングを選んでも、フロアコーティングを施せば、毎日のお手入れは楽になります。