フローリングの修理を行う際には、色や木目に十分な注意が必要です。この部分が最も難しく、プロでも非常に時間と労力を費やして行う部分だからです。特に自分で直す場合は木目や色をカリッと合わせることができずに、修理をした部分だけ異なる質感となってしまうことも少なくありません。フローリングは木目の質感を生かして美しい床の模様を表現していることが多いのですが、実際には表面に様々な加工を施しその風合いを出していることが多く、特殊な塗料などを使用していることも多いものです。

これらの材料はあまり市販されていないことも多いので、同じように修理することは非常に難しいものとなっています。フローリングはその材質や加工の仕方などにより異なりますが、表面が傷つきやすいことも多く、その傷を消すためにさまざまな補修材が販売されています。そのため自分で簡単に修理ができるのと思っている人が多いのですが、実際のフローリングの色や質感と補修材の色や質感は微妙に異なるため、そのまま使用すると部分的に違和感を感じてしまうことが少なくありません。しかし全く同じ色の補修材が見つかる可能性は非常に低いため、さまざまな方法で違和感を無くす補修を行うことが重要になります。

フローリングの修理を行う際には自分で美しく仕上げることはなかなか難しいものです。特に特殊な材質のものや高価なものの場合はプロに依頼する方が確実です。また、自分では上手に出来ないと思う場合はまよわずプロに依頼することが確実です。