デジタコの義務化の流れについて

近年、認知度が広まっているデジタコですが、その義務化が始まったのは今から60年も前のことです。デジタコと呼ばれているのは略称で、本来はデジタルタコグラフといいます。その前身はアナログタコグラフであり、こちらはアナタコと呼ばれていました。義務化を言い出したのは国土交通省で、まずは「片道100キロを超える路線トラック」への搭載が決められました。

この目的は多発していた交通事故の減少と、悪循環を生んでいた運送業界の労働環境の改善のためです。長時間運転をしているドライバーの事故率が高いため、1962年に「片道100キロを超える路線トラック」から始まったという経緯です。続いて1967年には「最大積載量5トンまたは総重量8トン以上の事業用トラック」が対象となりました。積載量の大きい車両も事故が多いからです。

デジタコの導入によって得られるものは車両の走行記録です。時間・速度・距離がデータ化され、効率的な労務管理に役立てることが出来ます。それだけでなくドライバーの安全運転の励行にも繋がり、交通事故の減少も期待できます。搭載の義務化の範囲は段階的に広がり、搭載されていない車両は違法として罰せられることになります。

事業所にとって問題なのは、義務化されているデジタコが高額なことです。低価格な製品でも5万円台で、人気モデルは18万円台、高価格帯になると30万円にもなります。車両が複数台あるのがほとんどなので、その費用負担はかなりなものです。費用面のサポートとして補助金の制度もありますが、それでも導入するのは大変なのが実状です。

しかし労務の効率化に役立てられれば、デジタコにかかった費用の回収は可能となります。

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